true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「では、立場を逆にしよう。宣誓 良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りをのべないことを誓います。さぁ、深澤さんが聞きたいご質問をどうぞ」
「私は・・・」
「いいよ、どんなことでも答えるから」
「・・・好きな人はいますか?」
「はい、います」
「・・・その女性は・・・とても綺麗で魅力ある人ですよね」
「そうですね。好き過ぎてどうにかなりそうです」
胸が・・・張り裂けそう・・・
「・・・もう、いいです。質問は終りです」
この場から立ち去りたい。
「もう、終りですか?真実は闇の中・・・ですよ?」
「・・・その人は、学生時代に告白した、千佳さんですね?」
「いいえ、違います。千佳さんは学生時代の憧れの人だった、過去の人です」
「でも、先週・・・千佳さんと会って、帰って来なかった。本当は2人で・・・」
「酷く酔っていて、危ないからベッドまで運んだ。口紅は千佳さんが俺に抱きついた時に付いた。でも、直ぐに体を離したよ。終電に間に合うように走ったけど、間に合わなかった。だから、タクシーで事務所に戻って、仕事をして、そのまま眠ってしまったんだ。嘘偽り無い、真実だよ」
私が、顔を見上げると、優しく微笑みながら傍に来て、私の頬を撫でた。
「私の心を奪った人は、あなたですよ、深澤さん」
「でも、あれはお芝居で・・・」
「true or false?」
「えっ?」
「俺は、恋人を真実にしたい。深澤さんは?」
私は・・・勿論、答えは決まってる。
「偽りの恋人は嫌です。本物の・・・彼女になりたいです」
「嘘はありませんね?」
「はい」
「では、もう一度、深澤さんに質問です。『好きな人は』の続きは何ですか?」
「片桐さん・・・私の好きな人は、片桐さんです」
「良かった・・・凄く嬉しいよ」
優しく包み込むように抱き寄せられた。
「私は・・・」
「いいよ、どんなことでも答えるから」
「・・・好きな人はいますか?」
「はい、います」
「・・・その女性は・・・とても綺麗で魅力ある人ですよね」
「そうですね。好き過ぎてどうにかなりそうです」
胸が・・・張り裂けそう・・・
「・・・もう、いいです。質問は終りです」
この場から立ち去りたい。
「もう、終りですか?真実は闇の中・・・ですよ?」
「・・・その人は、学生時代に告白した、千佳さんですね?」
「いいえ、違います。千佳さんは学生時代の憧れの人だった、過去の人です」
「でも、先週・・・千佳さんと会って、帰って来なかった。本当は2人で・・・」
「酷く酔っていて、危ないからベッドまで運んだ。口紅は千佳さんが俺に抱きついた時に付いた。でも、直ぐに体を離したよ。終電に間に合うように走ったけど、間に合わなかった。だから、タクシーで事務所に戻って、仕事をして、そのまま眠ってしまったんだ。嘘偽り無い、真実だよ」
私が、顔を見上げると、優しく微笑みながら傍に来て、私の頬を撫でた。
「私の心を奪った人は、あなたですよ、深澤さん」
「でも、あれはお芝居で・・・」
「true or false?」
「えっ?」
「俺は、恋人を真実にしたい。深澤さんは?」
私は・・・勿論、答えは決まってる。
「偽りの恋人は嫌です。本物の・・・彼女になりたいです」
「嘘はありませんね?」
「はい」
「では、もう一度、深澤さんに質問です。『好きな人は』の続きは何ですか?」
「片桐さん・・・私の好きな人は、片桐さんです」
「良かった・・・凄く嬉しいよ」
優しく包み込むように抱き寄せられた。