true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「意地悪・・・言わないで下さい・・・」
「決まり・・・でいいかな?」
目を見つめているのも恥ずかしくて、目を逸らして頷くと、唇が触れ、それからは・・・

「もっと、俺で啼く声聞かせて・・・」
体勢を変えながら、激しく突き動かされ、その要望に、本能で応えていた。

結局、その日から家に帰ることなく、優聖さんの家で同棲生活が始まり・・・

そして、仕事中はというと・・・
勿論、所長と部下と一線は引いているものの、たまに部屋に呼ばれると、
「この温もりがあれば、俺は無敵だよ」
甘えるようにギュッと抱きしめて、お互い充電しあっている。

そんな日々が続いて、付き合ってから1ヶ月後の金曜日の夜、先に帰って、夕食の準備をしてると、ドアホンが鳴った。

夜に誰だろう?
カメラを見ると、お兄さんの亮聖さんだった。
「は、はい、どうぞ」
失礼が無いようにしないと・・・緊張感が走る。
「久しぶりだね」
「あの、優聖さんはまだで・・・もうすぐ帰って来ると思いますけど」
「中で待たせてもらってもいいかな?」
「ど、どうぞ」
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