【短】卒業〜新井かんなの場合〜
プロローグ
私には感情があまりない。
いつも澄ました顔をしているだとか、能面のようで気持ち悪いと言ってくる同級生もいる。
でも別にどうも思わない。
そんな他人の評価に一喜一憂するよりも、私は私1人の世界を懸命に生きるだけ。
そんな私の世界を、我が物顔で侵してくるこの男。
生まれたままの姿でお互いを求め合う時間は、極上の快楽を連れてくる。
彼の熱を受け入れて約3年、この関係に名前をつけた事はない。
一枚一枚脱いだ服を拾って身につければ、何も言わず彼の部屋を後にするだけ。
再び自分にフィルターをかけて、色のない毎日を送るだけ。
いつも澄ました顔をしているだとか、能面のようで気持ち悪いと言ってくる同級生もいる。
でも別にどうも思わない。
そんな他人の評価に一喜一憂するよりも、私は私1人の世界を懸命に生きるだけ。
そんな私の世界を、我が物顔で侵してくるこの男。
生まれたままの姿でお互いを求め合う時間は、極上の快楽を連れてくる。
彼の熱を受け入れて約3年、この関係に名前をつけた事はない。
一枚一枚脱いだ服を拾って身につければ、何も言わず彼の部屋を後にするだけ。
再び自分にフィルターをかけて、色のない毎日を送るだけ。
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