甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
その続きの言葉は、欠伸に溶け込む。


「眠い?」

「んー…」


所謂賢者タイムに突入していると思うのに、他愛もない会話を続けてくれる彼は、ただ遊び慣れているからなのだろうか。


彼氏でも、冷たくなる人が多いのに。

身体だけの関係の癖に、こんなに優しく扱われると勘違いしてしまいそうになる。


「何時に起きる?」

「7じ」
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