甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
「…な、んで」


胸が、ギュッと締め付けられる。


「爽と、ヨリ戻されても困るし」


その答えと共に、私の唇に向井くんの唇が重なった。


…あぁ、そうか。

爽とヨリを戻す可能性なんて全くないけど、私に相手ができたら都合良く抱けなくなるからだ。


最も納得いく答えに辿り着いて、私も全てを承知でここにいるはずなのに胸の奥がキリッと痛む。


「…ビールの味」
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