甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
「ァ、…そ、こ…っ」

「ここ?」


弱い部分を指先で刺激され、理性が飛びそうになる。


彼氏ではないだけなら、まだ良かったかもしれない。

職場の同僚という切っても切れない関係が頭の片隅では気になっているのに、目の前の快感に溺れていく。


「ん、…イ、ク…ッ」


繋がったままの手を強く握り、身体を甘く震わす。

久々の快感は私の中を一気に駆け巡り、私から全身の力をあっという間に奪った。


力尽きた私の入口に、向井くんの熱があてがわれる。
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