甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
「ぁあ、…っん」

「きっつ」


私の締め付けに若干表情を歪ませた向井くんが、私を見下ろしながら腰を動かす。


「あ、んま…見、ないで…ッン」


顔を隠そうとすると、彼の手によって両手をベッドの上に縫い止められた。


「や、だ…っぁ」

「エロ」


彼の律動に合わせて漏れ出る声が、静かな室内に響き渡って私の羞恥心を更に煽る。
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