人間が苦手なクールな獣医師が恋をして一途に迫ってきます
「山井さんが謝るのは間違っていないか? 大事なカルテだ。小池さんにお願いしたのに他の人に頼むのは筋が通ってないと思うが」
「申し訳ありません」
宍戸ドクターは、正論をまりえさんに言いつける。
「早急に修正しておくように」
「はい……」
白衣をなびかせながら宍戸ドクターは事務室を出て行った。
「ったく。今日は早く帰って飲み会があったのに。山井さんが下手な嘘をつくから私のせいにされたじゃない」
ぶつぶつ文句を言いながらデスクに座りパソコンの画面に向かい始めた。
私たちはドクターの指示のもとカルテの内容を直すこともある。
患者さんはいつどんな時に様態が変化するかわからない。そのため様々なドクターが担当することになっていて、誰が見てもわかりやすい情報に整理しておく必要があるのだ。
カルテはその動物さんたちの命に関わる大事なもの。
「申し訳ありません」
宍戸ドクターは、正論をまりえさんに言いつける。
「早急に修正しておくように」
「はい……」
白衣をなびかせながら宍戸ドクターは事務室を出て行った。
「ったく。今日は早く帰って飲み会があったのに。山井さんが下手な嘘をつくから私のせいにされたじゃない」
ぶつぶつ文句を言いながらデスクに座りパソコンの画面に向かい始めた。
私たちはドクターの指示のもとカルテの内容を直すこともある。
患者さんはいつどんな時に様態が変化するかわからない。そのため様々なドクターが担当することになっていて、誰が見てもわかりやすい情報に整理しておく必要があるのだ。
カルテはその動物さんたちの命に関わる大事なもの。