眠り王子と夢中の恋。
私はタピオカ抹茶ミルク、
朝霧くんは王道のタピオカミルクティー。

「ほんとによく食べるよね鈴崎さん」

「これは飲み物なので違いますよ!」

「あはははっ」

思わずむぅっと頬を膨らませてしまう。
朝霧くん、私をからかいすぎにも程がある!

そして朝霧くんの提案で街を歩き、買い物をした。

本やスイーツ、小物など色々な店を回って、
ふと柱時計を見ると、6時を過ぎていた。

空には星が瞬いている。
電車に乗って帰り、私の家の前まで送ってもらった。

「今日は本当にありがとうございました!」

「楽しんでくれて何よりだよ。
 また二人でどっか行こ」

「はい、もちろん!では、また明日……」

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