眠り王子と夢中の恋。
席に座ると同時に先生が扉を開けて入ってきた。
「みんなおはよう。あら……」
私の方を向いて眉を顰める。
「鈴崎さん、どうしてまた濡れているの?確か昨日も濡れていたような気がするんだけど」
「……水を花壇に持って行って手が滑りました」
「そう……気をつけなさい」
「すみません」
「しょうがないわ、ジャージに着替えなさい」
「いえ……ジャージを忘れたので着替えなくても結構です。保健室で借りてきます」
「まあ、なら風邪をひかないようにね」
はい、と答えると先生は次の話に移った。