逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「……かもね。友記子も、航との仲がこじれたままだと寂しそうだったし」

 航は目を閉じて、小さく頷いた。

「航、何か言って欲しい言葉はある?」

「……一緒にシナリオを書くよって、言ってほしい」

 その言葉に、私は思わず笑った。長い付き合いだからわかる。これは航の軽口だ。

「それは無理。ほかには?」

「あなたなら書けるって、言ってほしい」

 航の言葉に、私は小さく頷いた。どうしたって切り捨てることのできない仲間だ。しょうがない。

「航になら書けるよ。大丈夫」

 その言葉を聞いて、航はやっと小さく笑った。その瞳に、少しだけ生気が戻ってきた気がした。

「今日も脚本がんばろう。私もがんばるからさ」

 軽く航の肩をたたいて、私は今度こそオフィスへと足を踏み入れた。
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