逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「私たちはコーヒーとティラミス頼むけど、和樹はモンブラン派だったよね? デザートは和樹のおごりね」
そう言って、明日香ちゃんがオーダーを伝えた。
和樹は気持ちを落ち着かせるように深く息を吐いてから、口を開いた。
「昨日は、不愉快な思いをさせて、本当にすまなかった」
「っていうかさ、なんでいきなり薫に絡んだりしたのよ」
明日香ちゃんが真顔で問いただす。どうやら、彼女も詳しい用件までは聞いてないらしい。
和樹は一瞬視線を伏せ、それからモゴモゴと口を動かす。
「……先週、彼女に振られてさ。それで、飲み会に薫が来るって聞いて、もし薫がフリーだったら……遠距離でもやり直せるかもって、思って……」
「はぁ? なにそれ!」
「バッカじゃないの!」
またしても、私と明日香ちゃんの声がぴったり重なった。今度はハモらなかったけど、呆れと怒りの温度は一致していた。
「だって、俺、今まで彼女が途切れたことなんて一度もなくてさ……」
情けなさそうに言った和樹の声は、語尾が消え入りそうなくらい弱々しかった。さすがに自分でも図々しいと思ってはいるらしい。 もう少し罵ってやりたい気もしたけれど、ここは公共の場。大人としての理性が、私たちをぎりぎりで踏みとどまらせた。
そう言って、明日香ちゃんがオーダーを伝えた。
和樹は気持ちを落ち着かせるように深く息を吐いてから、口を開いた。
「昨日は、不愉快な思いをさせて、本当にすまなかった」
「っていうかさ、なんでいきなり薫に絡んだりしたのよ」
明日香ちゃんが真顔で問いただす。どうやら、彼女も詳しい用件までは聞いてないらしい。
和樹は一瞬視線を伏せ、それからモゴモゴと口を動かす。
「……先週、彼女に振られてさ。それで、飲み会に薫が来るって聞いて、もし薫がフリーだったら……遠距離でもやり直せるかもって、思って……」
「はぁ? なにそれ!」
「バッカじゃないの!」
またしても、私と明日香ちゃんの声がぴったり重なった。今度はハモらなかったけど、呆れと怒りの温度は一致していた。
「だって、俺、今まで彼女が途切れたことなんて一度もなくてさ……」
情けなさそうに言った和樹の声は、語尾が消え入りそうなくらい弱々しかった。さすがに自分でも図々しいと思ってはいるらしい。 もう少し罵ってやりたい気もしたけれど、ここは公共の場。大人としての理性が、私たちをぎりぎりで踏みとどまらせた。