逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
それは、自分のストーリーテリングの力を信じてシナリオの世界に飛び込んだ私にも痛いほどよくわかる話だった。まさかここまでチャンスに恵まれないとは、夢にも思っていなかったのだから。
恋人と別れ、さまざまな感情に押し流されていた和樹が、「そういえば薫、俺のこと好きだったよな? もしかして、まだイケるんじゃね?」なんて軽く思ったとしても……まぁ、わからなくはない。腹立たしいけれど、十分にありうる。
家に戻ると、おばあちゃんが庭のボルダリングウォールの前に立っていた。ふと視線を上げると、ウォールの最上部に人影がある。
誰だろうと思って目を凝らすと──そこにいたのは、蓮さんだった。おばあちゃんと楽しそうに笑い合いながら、器用にバランスをとっている。
「おや、薫! 明日香ちゃん!」
私たちに気づいたおばあちゃんが、嬉しそうに手を振る。明日香ちゃんも「相変わらずお元気ですね!」と笑いながら手を振り返した。
「おばあちゃん! 蓮さんにクライミング教えてるの?」
私の声に、飛び降りようとした蓮さんを、おばあちゃんが手で制した。
「ここが断崖絶壁だと思って降りといで!」
「はい、師匠」
恋人と別れ、さまざまな感情に押し流されていた和樹が、「そういえば薫、俺のこと好きだったよな? もしかして、まだイケるんじゃね?」なんて軽く思ったとしても……まぁ、わからなくはない。腹立たしいけれど、十分にありうる。
家に戻ると、おばあちゃんが庭のボルダリングウォールの前に立っていた。ふと視線を上げると、ウォールの最上部に人影がある。
誰だろうと思って目を凝らすと──そこにいたのは、蓮さんだった。おばあちゃんと楽しそうに笑い合いながら、器用にバランスをとっている。
「おや、薫! 明日香ちゃん!」
私たちに気づいたおばあちゃんが、嬉しそうに手を振る。明日香ちゃんも「相変わらずお元気ですね!」と笑いながら手を振り返した。
「おばあちゃん! 蓮さんにクライミング教えてるの?」
私の声に、飛び降りようとした蓮さんを、おばあちゃんが手で制した。
「ここが断崖絶壁だと思って降りといで!」
「はい、師匠」