逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
ふと思いついて、バッグから手帳を出した。「ある日突然、見覚えのあるLINEアイコンが現れた。興味本位でメッセージを送ると、相手は過去の自分だった」と書き記す。
よし、シナリオのヒントになるかもしれない。昨日の失敗も、こうしてネタにできたぞ。
失敗しても、そこから何かしらネタや教訓を得ることができるのなら、自分に起きていることは何ひとつ無駄にはならない。
それが私の座右の銘だ。ちょっと長いけど。
やっと気持ちに折り合いがついて、私は顔を上げた。今日も脚本の仕事が私を待っていて、それはとても幸せなことだと自分に言い聞かせる。
その時、ドアが開く音がした。振り返ると、イタリアンブランドのジャケットをラフに着こなした安斎航が、こちらを見つめて立っていた。
「おはよう」
航が何も言わないので、私から声をかける。
「……おはよう。早いな」
「今日は取材じゃないんだね。スーツじゃない姿、久しぶりに見たよ」
言ってから、嫌味に聞こえたかなと後悔する。私には多少の嫌味を言う権利があるとは思うけど、今はただ、昔みたいに普通に話がしたいだけだ。
よし、シナリオのヒントになるかもしれない。昨日の失敗も、こうしてネタにできたぞ。
失敗しても、そこから何かしらネタや教訓を得ることができるのなら、自分に起きていることは何ひとつ無駄にはならない。
それが私の座右の銘だ。ちょっと長いけど。
やっと気持ちに折り合いがついて、私は顔を上げた。今日も脚本の仕事が私を待っていて、それはとても幸せなことだと自分に言い聞かせる。
その時、ドアが開く音がした。振り返ると、イタリアンブランドのジャケットをラフに着こなした安斎航が、こちらを見つめて立っていた。
「おはよう」
航が何も言わないので、私から声をかける。
「……おはよう。早いな」
「今日は取材じゃないんだね。スーツじゃない姿、久しぶりに見たよ」
言ってから、嫌味に聞こえたかなと後悔する。私には多少の嫌味を言う権利があるとは思うけど、今はただ、昔みたいに普通に話がしたいだけだ。