逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「この間、彼のお母さんに会いに行くって言ってたのは、あの人の?」
「うん」
フォークに刺したマライカバブを前に、友記子からの質問攻めで一向に口にできないでいる。
「あの人なら、詐欺じゃないだろうし、お母さんに会わせてくれたなら、遊びでもないだろうけど……」
そこまで言うと、友記子は私の前に身を乗り出して声をひそめた。
「まさか、薫、逆にあんたが彼を騙しているんじゃ……」
「そんなわけないでしょ」
私は呆れて、ついにマライカバブを口に入れた。タンドール窯の香ばしさとヨーグルトのまろやかさが相まって、とても美味しい。きっと蓮さんも好きな味だ。帰りにテイクアウトしよう。
「ごめんごめん、冗談だって」
友記子はようやく、ちぎったナンをほうれん草のカレーにつけた。
「でも、ハイスペってまさにあの人のためにあるような言葉じゃない。薫は……もっと穏やかでのんびりしてて、庶民的な人が好きなんだと思ってた」
私は曖昧に笑った。あの人はまさに、穏やかでのんびりしていて庶民的な人なのだと言っても、今はまだ信じてもらえないだろう。おいおい説明していけばいい。
「うん」
フォークに刺したマライカバブを前に、友記子からの質問攻めで一向に口にできないでいる。
「あの人なら、詐欺じゃないだろうし、お母さんに会わせてくれたなら、遊びでもないだろうけど……」
そこまで言うと、友記子は私の前に身を乗り出して声をひそめた。
「まさか、薫、逆にあんたが彼を騙しているんじゃ……」
「そんなわけないでしょ」
私は呆れて、ついにマライカバブを口に入れた。タンドール窯の香ばしさとヨーグルトのまろやかさが相まって、とても美味しい。きっと蓮さんも好きな味だ。帰りにテイクアウトしよう。
「ごめんごめん、冗談だって」
友記子はようやく、ちぎったナンをほうれん草のカレーにつけた。
「でも、ハイスペってまさにあの人のためにあるような言葉じゃない。薫は……もっと穏やかでのんびりしてて、庶民的な人が好きなんだと思ってた」
私は曖昧に笑った。あの人はまさに、穏やかでのんびりしていて庶民的な人なのだと言っても、今はまだ信じてもらえないだろう。おいおい説明していけばいい。