逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
その時、友記子が声をかけてきた。
「薫、エルネストEP社の広瀬さんがお見えになってるよ」
私は、「ありがとう。すぐ行く」と返し、深呼吸をしてから席を立った。
エントランスには、グレーのパンツスーツにバーガンディ色のコートを羽織った広瀬さんが立っていた。指にはスマートキーを軽やかにぶら下げている。
初めてスーパーで会ったときにも思ったが、モデルのような美しさだ。
「広瀬さん、お世話になります」
「ライティングに必要な荷物をまとめて、5分後にエントランス集合で」
私の挨拶を軽く受け流し、彼女はすぐに踵を返した。
いいものを作りたいという想いは同じだし、彼女が優秀なことは間違いない。従おう。
上司に社外作業を告げてから外に出ると、エントランスの前にアウディがハザードランプを点けて止まっていた。
サングラスをかけた運転席の広瀬さんが「乗って」と促す。私は助手席に乗り込んだ。
「プロットは?」
さっきプリントしたばかりの用紙を手渡すと、サングラスをずらして目を通し、何も言わずに私に返す。それから広瀬さんは、車のエンジンをかけて、静かに発進させた。
「薫、エルネストEP社の広瀬さんがお見えになってるよ」
私は、「ありがとう。すぐ行く」と返し、深呼吸をしてから席を立った。
エントランスには、グレーのパンツスーツにバーガンディ色のコートを羽織った広瀬さんが立っていた。指にはスマートキーを軽やかにぶら下げている。
初めてスーパーで会ったときにも思ったが、モデルのような美しさだ。
「広瀬さん、お世話になります」
「ライティングに必要な荷物をまとめて、5分後にエントランス集合で」
私の挨拶を軽く受け流し、彼女はすぐに踵を返した。
いいものを作りたいという想いは同じだし、彼女が優秀なことは間違いない。従おう。
上司に社外作業を告げてから外に出ると、エントランスの前にアウディがハザードランプを点けて止まっていた。
サングラスをかけた運転席の広瀬さんが「乗って」と促す。私は助手席に乗り込んだ。
「プロットは?」
さっきプリントしたばかりの用紙を手渡すと、サングラスをずらして目を通し、何も言わずに私に返す。それから広瀬さんは、車のエンジンをかけて、静かに発進させた。