逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「私、結構ファンなのよ。どれが一番面白かった?」
私はそれには答えず、立ち上がって大きく伸びをした。
「広瀬さん、『絶望』の部分はあと少し修正すれば終わるので、一気に仕上げちゃおうと思います」
彼女は時計をちらりと見て「そうね、わかった」と短く返事をした。窓の外はもう真っ暗だった。
蓮さんは、今どこで何をしているのだろう──。ふと頭をよぎったその考えが、またしても、心の奥にじわじわと絶望を広げていく。
昨夜、私にしたすべてのことを……今頃、彼女にもしているのだろうか?
こみ上げてくる涙をこらえながら、私はキーボードに手を置き、再び前を見据えた。
* * *
書き上がったシナリオを広瀬さんに見せ、部分的なリテイクを受け、再び手を加える──そんな作業を繰り返すうちに、時間はどんどん過ぎていった。
結局、エルネストEP社を出たのは20時を過ぎていた。
脳が空っぽになるほど書いたけれど、妙に心地よい疲労感に包まれている。思考がすっかり麻痺し、蓮さんと理央さんのことは、考えなければ忘れていられた。
私はそれには答えず、立ち上がって大きく伸びをした。
「広瀬さん、『絶望』の部分はあと少し修正すれば終わるので、一気に仕上げちゃおうと思います」
彼女は時計をちらりと見て「そうね、わかった」と短く返事をした。窓の外はもう真っ暗だった。
蓮さんは、今どこで何をしているのだろう──。ふと頭をよぎったその考えが、またしても、心の奥にじわじわと絶望を広げていく。
昨夜、私にしたすべてのことを……今頃、彼女にもしているのだろうか?
こみ上げてくる涙をこらえながら、私はキーボードに手を置き、再び前を見据えた。
* * *
書き上がったシナリオを広瀬さんに見せ、部分的なリテイクを受け、再び手を加える──そんな作業を繰り返すうちに、時間はどんどん過ぎていった。
結局、エルネストEP社を出たのは20時を過ぎていた。
脳が空っぽになるほど書いたけれど、妙に心地よい疲労感に包まれている。思考がすっかり麻痺し、蓮さんと理央さんのことは、考えなければ忘れていられた。