逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 昨日のLINEにあった「話したいこと」を切り出されるのかもしれない。昨日の午前中は、それはポジティブな話のように思えていたのに、理央さんの存在を知った今では悪い予感しか浮かんでこなかった。

 さすがにもう一度、あの悲しみに飲み込まれてしまったら、シナリオを書く気力がなくなってしまう。

 数分後、蓮さんから短い返信が返ってきた。

『分かりました』

 いずれは蓮さんと話さなければならないことは分かっている。それでも今は、崩れそうな心を何とか保ちながら、シナリオに集中したかった。

「出雲くんから?」

 広瀬さんに問われ、私は頷いた。

「お昼に誘われましたが、昨日の話だと思ったので、ランチは広瀬さんと食べると返事しました」

「そう。私を選んでくれてうれしいわ」

 広瀬さんは少し笑ってから、カフェのフードメニューを私に差し出した。

「ここはランチも美味しいの。さあ、好きなのを選んで。グリルドチキン&ルッコラのサンドイッチが一押しよ」


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いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。
「いいね」もありがとうございます!とっても嬉しかったです♡

さてさて、実はまだ、公開予約の設定方法がよく分からず…涙
そのせいで、記事の公開時間がバラバラになってしまっています。
ご不便をおかけしてすみませんが、温かく見守っていただけると嬉しいです。
もし設定方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、X(旧Twitter)などで教えていただけたら助かります!
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