逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 私はすぐさま理央さんの提案に乗った。「食べたことないけれど、絶対に会う組み合わせ! ぜひお願いします」

 理央さんは、満足そうに微笑んで、「薫さんはわかってらっしゃる」と言った。

 その後、私も手伝ったことで理央さんのパッキングは順調に進んだ。最初のピザが焼き上がる頃には、理央さんが占領していたダイニングテーブルの上もすっかり片付き、いつもの清々(すがすが)しい空間に戻っていた。

 蓮さんが「簡単に作った」と言いながら、ガーデントスサラダとミネストローネを並べる。けれど、この二品を私が作るなら、半日はかかるだろう……相変わらずの手際の良さに、私は感動すら覚えた。

「理央、そろそろ食事にするよ」

 スーツケースに収まるはずのない量の食品を無理やり詰め込む理央さんに、蓮さんが少し呆れたように声をかけた。

 蓮さん以外の人が食卓にいるのは初めてのことで、私はなんだか嬉しい気持ちになる。

「食事の前に」と言いながら、蓮さんはシンプルなラッピングペーパーに包まれた平たい包みを取り出した。「誕生日おめでとう。薫へ、プレゼントです」
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