逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「それは、プロポーズ? だとしたら、喜んでお受けするよ」

 私は急に恥ずかしくなり、コーヒーを一口飲んでごまかそうとした。蓮さんも照れくさそうに笑いながら、さらに言葉を重ねた。

「僕も……薫が一緒だと、日常の小さなことが全部特別になる」

 その言葉に、胸がぎゅっと締め付けられる。そして──私はさっきのLINEを思い出した。

 蓮さんに……聞かなければならないことがある。だけど、きっと彼にとっては嬉しい話ではないだろうな……。

 フォークを置いて、「蓮さん」と声をかけた。「あの、さっき、弟の祐介からLINEがあって」

「ああ、お笑い芸人を目指しているっていう弟さん?」

 私は頷く。「彼が、その……彼女と住んでいたんだけど、このたび、追い出されちゃったみたいで……」

「うん」

「アパートが見つかるまで、ですね、しばらく泊めてくれないかって……」

 蓮さんは一瞬考え込み、ゆっくりと口を開いた。

「それは、今日から、しばらくってこと?」

「はい……」

「部屋割りは、理央のときと同じ?」

「健全性を考えると、できればそれで……」
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