逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
途切れそうになる集中力を何とかつなぎ合わせながら、私は自分に課した今日のノルマだけは終わらせた。座ったまま伸びをして気持ちを切り替えていると、目の前にアーモンド&フィッシュの小袋が差し出される。顔を上げると、航が立っていた。
「おつかれ、薫。とんでもないことになったな」
「ありがとう。ちょうどカルシウムを欲してたの」
小袋を受け取ってから、声をひそめて航に聞いた。
「会社……大丈夫なのかな」
航は腕を組み、コーナーオフィスをちらりと見た。
「友記子に聞いたら、今回の支払いはどうにか目処が立ったらしいよ。まあ、エルネストEP社から『記憶の片隅にいつもいて』の制作費も入るし、どうにか持ち直すんじゃないかな」
『記憶の片隅にいつもいて』は、最後の最後で決まった私のドラマのタイトルだ。たしかに、テレビドラマとは比べ物にならない制作費が入るらしいので、とりあえず会社が潰れる心配はないだろう。私の給料が上がる見込みは薄そうだけど。
「それじゃ、今日はもう帰ろうかな」
私はデータを保存し、パソコンをシャットダウンする。すると、航が少しためらいながら声をかけてきた。
「おつかれ、薫。とんでもないことになったな」
「ありがとう。ちょうどカルシウムを欲してたの」
小袋を受け取ってから、声をひそめて航に聞いた。
「会社……大丈夫なのかな」
航は腕を組み、コーナーオフィスをちらりと見た。
「友記子に聞いたら、今回の支払いはどうにか目処が立ったらしいよ。まあ、エルネストEP社から『記憶の片隅にいつもいて』の制作費も入るし、どうにか持ち直すんじゃないかな」
『記憶の片隅にいつもいて』は、最後の最後で決まった私のドラマのタイトルだ。たしかに、テレビドラマとは比べ物にならない制作費が入るらしいので、とりあえず会社が潰れる心配はないだろう。私の給料が上がる見込みは薄そうだけど。
「それじゃ、今日はもう帰ろうかな」
私はデータを保存し、パソコンをシャットダウンする。すると、航が少しためらいながら声をかけてきた。