逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 蓮さんはオレンジ色のポタージュをスープカップによそい、私の前に置く。次に皿を手片手で持って、フライパンの上のベーコンエッグをサラダの横に盛り付けた。レーズン入りのキャロットラペと、ひよこ豆のサラダも添えられている。

 見栄えよく、栄養バランスも考えられていそう。

「どんな朝食が好きか聞いていなかったから、洋食にしたんだけど。いつもは洋食? それとも和食?」

「和……かな?」

 納豆ご飯は和食だ。嘘はついていない。

「それじゃ、明日は和にしよう。焼き魚は何が好み?」

「一番はアジの開き……っていうか」

 私はイスから立ち上がり、頭を下げた。

「昨日は本当にごめんなさい!」

 蓮さんはキョトンとした顔で私を見る。

「ひとりで酔って、蓮さんに絡んじゃって……、ごめんなさい!」

 本当は、抱きついてクンクン匂いを嗅いだことまで謝りたかったけど、さすがにそこまで正直には言えない。変態宣言にも等しい。

「しかも、部屋まで運んでくれて、シーツと、あと……」

 そこまで言って、私は耳まで赤くなった。
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