逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「……は?」
スプーンを口に運ぼうとしていた祐介が固まり、須賀さんは絶妙な間を置いて、低い声で言った。
「薫くん、それは……かなり斬新なアプローチだね」
「姉ちゃんマジで!? それはいくら彼氏いない暦が長くても、やっちゃいけないやつだぞ……?」
「それはピュアキュンではないな。その部分はカットして、もっとほかのピュアキュンを教えてくれ」
祐介は昔から聞き上手だったが、須賀さんも話を引き出すのが巧みだった。うまいこと乗せられていると気づきながらも、私は、彼との暮らしで胸が高鳴った小さな瞬間をいくつも語ってしまっていた。
「なるほど、庭のチェアで寝ている出雲くんにブランケットを掛けようとしたら、寝ぼけて手首に触れてきたのか……。まさにピュアキュンの教科書に載せたいエピソードだ」
須賀さんはノートを閉じて、満足げに微笑んだ。
「ありがとう。これでスランプから抜け出せそうだよ」
私は肩の力を抜いて「どういたしまして」と返事をする。ふと窓の外に目を向けると、街はすっかり夜の帳に包まれ、イルミネーションがきらめく街路には、楽しげに歩く人々の笑顔が溢れていた。
スプーンを口に運ぼうとしていた祐介が固まり、須賀さんは絶妙な間を置いて、低い声で言った。
「薫くん、それは……かなり斬新なアプローチだね」
「姉ちゃんマジで!? それはいくら彼氏いない暦が長くても、やっちゃいけないやつだぞ……?」
「それはピュアキュンではないな。その部分はカットして、もっとほかのピュアキュンを教えてくれ」
祐介は昔から聞き上手だったが、須賀さんも話を引き出すのが巧みだった。うまいこと乗せられていると気づきながらも、私は、彼との暮らしで胸が高鳴った小さな瞬間をいくつも語ってしまっていた。
「なるほど、庭のチェアで寝ている出雲くんにブランケットを掛けようとしたら、寝ぼけて手首に触れてきたのか……。まさにピュアキュンの教科書に載せたいエピソードだ」
須賀さんはノートを閉じて、満足げに微笑んだ。
「ありがとう。これでスランプから抜け出せそうだよ」
私は肩の力を抜いて「どういたしまして」と返事をする。ふと窓の外に目を向けると、街はすっかり夜の帳に包まれ、イルミネーションがきらめく街路には、楽しげに歩く人々の笑顔が溢れていた。