逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「……さっき、譲原さんから連絡をもらったとき、本当に寝耳に水だった。ダークレイス社とは『笑いの芸品館』のオーディションで関わっただけで、制作チームとは名刺交換すらしたことがなかったから」
やっぱり──と私は思った。
以前、祐介が「ダークレイス社は商業主義がエグすぎる」と言っていたのを思い出す。しかも、祐介がエルネストEP社の映像化オファーを受ける決心を固めたこの段階で、わざわざダークレイス社に取引を持ちかけるはずがなかった。
「それじゃ、ダークレイス社は嘘をついてるの?」
私が尋ねると、祐介はティーカップを置き、再び膝に肘をついて背中を丸めた。息を深く吸いゆっくり吐いてから、譲原さんの方を向いて口を開いた。
「譲原さん、気づきましたか。さっき転送してもらった、ダークレイス社から送られてきた原稿……あれ、再送前の初稿でした」
「確かにそうでした」と、譲原さんが小さく頷く。
「どういうこと?」
話が見えず、私は尋ねた。
「俺、初稿を譲原さんに送ったあと、第一章のタイトルを変えたんだ。一回目のメールでは『彼女の希望』だったけど、『第一の嘘』の方がしっくりっくると思って、訂正して再送した。最初のメールを送った三十分後くらいに」
「正確に言うと、三十八分後に、二回目のメールを頂いています」
やっぱり──と私は思った。
以前、祐介が「ダークレイス社は商業主義がエグすぎる」と言っていたのを思い出す。しかも、祐介がエルネストEP社の映像化オファーを受ける決心を固めたこの段階で、わざわざダークレイス社に取引を持ちかけるはずがなかった。
「それじゃ、ダークレイス社は嘘をついてるの?」
私が尋ねると、祐介はティーカップを置き、再び膝に肘をついて背中を丸めた。息を深く吸いゆっくり吐いてから、譲原さんの方を向いて口を開いた。
「譲原さん、気づきましたか。さっき転送してもらった、ダークレイス社から送られてきた原稿……あれ、再送前の初稿でした」
「確かにそうでした」と、譲原さんが小さく頷く。
「どういうこと?」
話が見えず、私は尋ねた。
「俺、初稿を譲原さんに送ったあと、第一章のタイトルを変えたんだ。一回目のメールでは『彼女の希望』だったけど、『第一の嘘』の方がしっくりっくると思って、訂正して再送した。最初のメールを送った三十分後くらいに」
「正確に言うと、三十八分後に、二回目のメールを頂いています」