逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
早速フィナンシェを頬張る青木くんを横目に、友記子と航はエントランスまで私を見送りに来てくれる。
「薫、実は私も聞いてほしいことがあるの。1月に入ったら、一緒にご飯行こう」
「もちろん。友記子にはずっと助けられてきたし、私にできることがあれば何でも言ってね」
その隣で、航が珍しく真面目な顔で姿勢を正し、私をまっすぐ見つめた。
「薫……。脚本のこと、いろいろ教えてくれてありがとう。最近、先生にも褒められるし、自分でも少しずつ手応えを感じられるようになってきた」
そう言ってから、彼は深々と頭を下げる。
「『田舎の生活』のこと、本当に悪かったと思ってる……すみませんでした」
私は小さく息をついた。──ちょうど今朝、そのことについて考えていたのだ。
「……あの作品ね、もし私が持ち続けていたら、きっと今でもドラマ化されてなかったと思う」
航は驚いたように顔を上げた。
「私は、ずっと脚本家として成功したいって思ってた。でも、それ以上に、絶対に失いたくない存在ができたの。──そのきっかけになったのが、『田舎の生活』のドラマだったんだ」
今朝、蓮さんの寝顔を見つめながら、ぼんやり考えていた。
もし『田舎の生活』がドラマ化されていなかったら──。
「薫、実は私も聞いてほしいことがあるの。1月に入ったら、一緒にご飯行こう」
「もちろん。友記子にはずっと助けられてきたし、私にできることがあれば何でも言ってね」
その隣で、航が珍しく真面目な顔で姿勢を正し、私をまっすぐ見つめた。
「薫……。脚本のこと、いろいろ教えてくれてありがとう。最近、先生にも褒められるし、自分でも少しずつ手応えを感じられるようになってきた」
そう言ってから、彼は深々と頭を下げる。
「『田舎の生活』のこと、本当に悪かったと思ってる……すみませんでした」
私は小さく息をついた。──ちょうど今朝、そのことについて考えていたのだ。
「……あの作品ね、もし私が持ち続けていたら、きっと今でもドラマ化されてなかったと思う」
航は驚いたように顔を上げた。
「私は、ずっと脚本家として成功したいって思ってた。でも、それ以上に、絶対に失いたくない存在ができたの。──そのきっかけになったのが、『田舎の生活』のドラマだったんだ」
今朝、蓮さんの寝顔を見つめながら、ぼんやり考えていた。
もし『田舎の生活』がドラマ化されていなかったら──。