逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
 唇が重なった瞬間、蓮さんの息がかすかに乱れ、唇がわずかに()むように動いた。

 それからしばらく、触れるだけのキスが繰り返された。私たちの熱が溶け合い、愛おしさが募っていく。

 蓮さんは、理性と衝動の狭間で揺れるように、ゆっくりと甘噛みするようなキスを返してくる。私はその刺激に耐えられなくなって、そっと唇を離した。

 彼は追いかけるように顔を寄せ、もう一度、柔らかく唇を重ねる。さっきよりも……少しだけ深く。

 でも、それはほんの一瞬だった。彼は自分を抑えるように唇を離し、小さく息をついた。

「……祐介くんが、帰ってくるかもしれない」

 ──そうだった、私はそんなことを伝えてしまったのだ。

 蓮さんは、私の頬にそっと手を添える。熱を持った手のひらが肌に触れ、長い指が耳たぶを挟んだ。ぞくぞくする感触に、さっきまでの余韻が蘇ってくる。

「祐介くんは……帰ってくるんだよね?」

 彼の声に滲んだ、諦めきれない想いを感じて……私は正直に答えることにした。

「……帰ってくる可能性は、あります」

 蓮さんの眉がわずかに動く。

「可能性がある……パーセンテージで言うと?」

「……三から五パーセントくらい?」

 彼は静かに息を吐き、呼吸を整えた。
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