逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
私はスマホの待ち受け画面をフリー素材の三猿に変え、彼らに励まされながら『きみの愛だけは失くせない』の最終話の脚本を書いていた。
「ねぇ薫、その待ち受け何?」
顔を上げると、友記子が立っていた。
「私の仲間の三猿。近いうちに日光に行こうと思っててね。お土産は湯葉でいい?」
友記子は私の腕に飛びつき、声を落とした。
「それより、航どうしたんだろう。先生たちとずっと会議室にこもりっきりじゃん」
少し心配そうに、「あいつ、何かやらかしたのかな……」と、友記子はつぶやいた。
いまや注目の脚本家なのだから、航にいい話が舞い込む可能性のほうが高いだろうに、友記子の中で彼は、いつも悪い方に想像される。
『田舎の生活』が私の脚本だということは、友記子は知らない。
脚本を書き上げた頃、友記子はすでに総務部に移っていた。だから、まずは同じ部署の航に読んでもらい、その後に友記子に見てもらうつもりだった。
「航、『田舎の生活』がヒットしてから、美人編集者と付き合い出したでしょ。それはいいんだけど、急に私たちに冷たくなって……。私、ずっと航の恋愛相談に乗ってたのよ? 本当に、時間返してほしいくらいだわ」
「ねぇ薫、その待ち受け何?」
顔を上げると、友記子が立っていた。
「私の仲間の三猿。近いうちに日光に行こうと思っててね。お土産は湯葉でいい?」
友記子は私の腕に飛びつき、声を落とした。
「それより、航どうしたんだろう。先生たちとずっと会議室にこもりっきりじゃん」
少し心配そうに、「あいつ、何かやらかしたのかな……」と、友記子はつぶやいた。
いまや注目の脚本家なのだから、航にいい話が舞い込む可能性のほうが高いだろうに、友記子の中で彼は、いつも悪い方に想像される。
『田舎の生活』が私の脚本だということは、友記子は知らない。
脚本を書き上げた頃、友記子はすでに総務部に移っていた。だから、まずは同じ部署の航に読んでもらい、その後に友記子に見てもらうつもりだった。
「航、『田舎の生活』がヒットしてから、美人編集者と付き合い出したでしょ。それはいいんだけど、急に私たちに冷たくなって……。私、ずっと航の恋愛相談に乗ってたのよ? 本当に、時間返してほしいくらいだわ」