そばにいるって、君が忘れないように
女の子が胡坐をかいて、男の子が体育座りをしている。
 
なんか……対照的で面白い。


「私ね、今、誰か来ないかなーって考えてたの」

「そうなの? じゃあ、その思いが通じた僕は、のどかの運命の人だったりして」

 
優弥先輩が真面目な顔で言った。
 
優弥先輩らしい発言だな、と心底思った。

顔と口調は可愛いのに、発言はどこか俺様気質で、毒舌。
 

私は堪えられず、笑ってしまった。


「いや、何で笑うの?」

「ごめんごめん! なんか面白くって」と顔の前で手を合わせて謝る。


「でも、優弥先輩のおかげですごく元気が出たよ。ありがとう」

「僕、何もしてないよ」

 
ただ前を見て優弥先輩は言った。
 
これからの未来が見えているような、そんな……目だった。
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