そばにいるって、君が忘れないように
数日経って、ついにおばあちゃんが家に帰ってくる日が来た。

母が側にいて支えながら歩いている。

私は玄関の扉を開けてあげ、二人を中に入らせた。


「お帰り、おばあちゃん」
 

私は満面の笑みをつくってみせた。

 
この日をどれほど待ちわびていたことだろうか。

一時期、もう帰ってこれないんじゃないかって、もう一緒に笑えないんじゃないかって、毎晩のように泣いていたけれど。
 
この瞬間を迎えることができたのも、きっと神様からの贈り物なんだ。
 
そうだよね、きっと。


「ただいま」
 

おばあちゃんも嬉しそうだった。



『よかったね』



「え?」
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