復讐殺人日記
友達の日記だと嘘をついても、本当に知らなければ意味がわからないだけだろう。

「どんなことを書いているのか見せてみなさいよ」

好奇心に満ちた顔をこちらへ向けてきているから、本当に保人の日記は見ていないのかもしれない。

「もういい。とにかく、勝手に部屋に入るのはやめてよね」
私はそう言うとリビングを出たのだった。
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