妃候補なんて興味ありません!
「本当ですわね。だけどここで滅ぶようなデンダン国ではないでしょう?」
2番姫君のエヴァが言う。
ふたりとも自国とデンダン国との外交目的でここへ来ているみたいだ。
フィリップ本人を好いている姫君がこの中にいるのかどうかも怪しい。
そう考えたとき、シーラの脳裏にフィリップの顔が思い出されて胸がギュッと締め付けられた。
それがどうしてなのかわからず、シーラは自分の胸に手を当てて首をかしげた。
「どうしよう、私達ここで死んでしまうの!?」
混乱の声を上げたのは顔色の悪かったリディアだ。
リディアは部屋着ドレスをギュッと握りしめて震えている。
その恐怖心はリディアだけでなく、他の姫組たちにもどんどん感染していく。
「死ぬなんて、滅相もないことを言わないでちょうだい」
1番姫君が叱責の声を飛ばす。
さすがに落ち着いているし、度胸も座っているみたいだ。
ふと、シーラは食物が保管されている麻袋へと近づいていった。
中を開けてみると豆が沢山入っている。
2番姫君のエヴァが言う。
ふたりとも自国とデンダン国との外交目的でここへ来ているみたいだ。
フィリップ本人を好いている姫君がこの中にいるのかどうかも怪しい。
そう考えたとき、シーラの脳裏にフィリップの顔が思い出されて胸がギュッと締め付けられた。
それがどうしてなのかわからず、シーラは自分の胸に手を当てて首をかしげた。
「どうしよう、私達ここで死んでしまうの!?」
混乱の声を上げたのは顔色の悪かったリディアだ。
リディアは部屋着ドレスをギュッと握りしめて震えている。
その恐怖心はリディアだけでなく、他の姫組たちにもどんどん感染していく。
「死ぬなんて、滅相もないことを言わないでちょうだい」
1番姫君が叱責の声を飛ばす。
さすがに落ち着いているし、度胸も座っているみたいだ。
ふと、シーラは食物が保管されている麻袋へと近づいていった。
中を開けてみると豆が沢山入っている。