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「ここに行ってみよう。きっとなにかヒントが――」
慶太がそこまで言ったときだった。

窓は締め切られているはずなのに強い風を感じた。
髪の毛がなびき、羽のマークが書かれたメモ用紙が壁に向かって飛ばされる。

『永遠の本』がバラバラと乱暴にめくられて第4話の最後のページを開いたとき、風がやんだ。

「な、なんだ!?」
男性が青ざめてうわずった声をあげる。

だけどふたりがそれに反応するよりも早くさらなる異変が起きた。

開かれたページにカリカリとペンを走らせるような音が聞こえてきたのだ。

全員の視線が『永遠の本』に向かう。


【学校指定の慶太はスポーツバッグを利用している。
その中にそっと手を入れて一冊の本を取り出した。
それは昨日の放課後永井慎二から受け取ったものでだったのだ。
そして――。】


そこで物語は終わっていたはずだった。
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