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それは交差点で誘拐事件が起きて、誰も目撃者がいないという奇妙な話だった。

西羽咲はその話を『忽然と消えてしまう子供たちの物語』として書くことにした。

そう考えればたしかに辻褄があう。
「私は約束を守らなければいけない。そうしなければ、悪魔でも消滅してしまうからだ」

悪魔との契約は絶対。
その瞬間、激しい雷鳴が轟いた。

体の芯を揺るがすほどの雷にとっさに両耳をふさいできつく目を閉じた。
慶太は今大丈夫だろうか?

悪魔が姿を現しているし、次のターゲットは慶太なのだ。
不安から目を開けたとき、悪魔が目の前に迫ってきていて「いや!」と悲鳴をあげた。

「安心しろ。中村慶太を連れて行ったあとは、お前の番だ。じきに同じ場所へ連れて行ってやる」

「や、やめて! 慎二や他の子たちは無事なの!?」
「安心しろ、死んではいない。ただ、契約がある限りこの世に戻ってくることもないがな」

「契約の解除は!?」
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