この小説の続きを探しています。
香が慶太へ向けて質問すると、慶太は左右に首を振った。
「実は、大雨が降り出してから少しの間記憶がないんだ」
「え?」
「その時慶太くんは部屋から出て、祠へ向かおうとしてたんだよ」
男性が思い出しながら説明してくれた。
香が心配していた通り、慶太は自分の意思とは関係なく祠を目指したようだ。
「何度『やめろ』と言っても聞かなくてね、最後は力づくで引き戻したんだ」
その時の映像を男性は自分のスマホで撮影してくれていた。
画面上には書斎にいるふたりが映し出されている。
窓の外は薄暗くて、まるで真夜中みたいだ。
『行かなきゃ』
西羽咲の資料に目を落としていた慶太が不意に立ち上がり、呟いた。
『え?』
慶太の声は雷鳴にかき消され、男性が聞き返す。
「実は、大雨が降り出してから少しの間記憶がないんだ」
「え?」
「その時慶太くんは部屋から出て、祠へ向かおうとしてたんだよ」
男性が思い出しながら説明してくれた。
香が心配していた通り、慶太は自分の意思とは関係なく祠を目指したようだ。
「何度『やめろ』と言っても聞かなくてね、最後は力づくで引き戻したんだ」
その時の映像を男性は自分のスマホで撮影してくれていた。
画面上には書斎にいるふたりが映し出されている。
窓の外は薄暗くて、まるで真夜中みたいだ。
『行かなきゃ』
西羽咲の資料に目を落としていた慶太が不意に立ち上がり、呟いた。
『え?』
慶太の声は雷鳴にかき消され、男性が聞き返す。