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《堀田千穂さまへ

こんにちは、僕は同じクラスの飯島です。
最近よく会話するようになったよね、ちょっと、いやかなり嬉しいです。

よければ明日の放課後一緒に遊びにいきませんか?》


子供みたいな文字で書かれた文章に目を通し、ガックリと肩を落とす香。
「ただのラブレターか」

慶太も残念そうな声をもらした。
きっと、この飯島という男の子も千穂がいなくなったことをとても心配していることだろう。

そう考えながらふたりはマンションを後にしたのだった。
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