この小説の続きを探しています。
目を閉じ、耳も塞いでいる正美に一気に近づいていく。
「え?」

正美が目をあけたのは、その人物が目の前に来てからだった。

正美が大きく目を見開いたのと、黒服の人物が正美の体を抱え上げたのはほぼ同時だった。

正美は悲鳴を上げる暇もなく車の後部座席に押し込まれたのだった。
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