姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
私は聞こえてくる声に耳を傾ける。
「なんということだ。ここまで教育が行き届いていないとは思わなんだ。いや。教育以前に、我々の言葉をきちんと理解しているのかも怪しいですぞ。これで嫁入りは少々難しいのではないか?」
「だが、タイラント帝国に海底から光の石を採っていたのがバレてしまった今、我が国が取れる選択は少ない。状況の打開には、王女殿下のどなたかに降嫁していただくのが最適なのだ」
以前、遠目に見たことがある宰相と思しき男の発言で、大凡の状況が知れる。
サドニア神聖王国と隣国タイラント帝国の国境地域と周辺海域は共同開発区域となっている。そこに光の石の海底鉱山があることに気づいた我が国が、事もあろうに勝手に採掘をしていたらしい。
共同開発区域でそんな勝手な行動をしてバレないはずがないというのに。自国の馬鹿さ加減に目眩がした。
「私はあんな蛮国になんて絶対に嫁がないわよ!」
「私だって、野蛮で残酷な野獣皇帝なんてごめんよ!」
「なんということだ。ここまで教育が行き届いていないとは思わなんだ。いや。教育以前に、我々の言葉をきちんと理解しているのかも怪しいですぞ。これで嫁入りは少々難しいのではないか?」
「だが、タイラント帝国に海底から光の石を採っていたのがバレてしまった今、我が国が取れる選択は少ない。状況の打開には、王女殿下のどなたかに降嫁していただくのが最適なのだ」
以前、遠目に見たことがある宰相と思しき男の発言で、大凡の状況が知れる。
サドニア神聖王国と隣国タイラント帝国の国境地域と周辺海域は共同開発区域となっている。そこに光の石の海底鉱山があることに気づいた我が国が、事もあろうに勝手に採掘をしていたらしい。
共同開発区域でそんな勝手な行動をしてバレないはずがないというのに。自国の馬鹿さ加減に目眩がした。
「私はあんな蛮国になんて絶対に嫁がないわよ!」
「私だって、野蛮で残酷な野獣皇帝なんてごめんよ!」