姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
時系列で考えると、きっと彼は私が教師を望む前から、ロアンとテレサの居所を捜しはじめていた。そしてふたりが亡くなった事実と共に縁者を突き止めていたのだ。タイミング的には、たぶん私が教師を望んだのと同じ頃に。そして、ドロシーに白羽の矢を立て、自ら依頼に行ってくれたのだ。
こんなにしてもらって、私はジンガルドになにを返せるだろう……。
その時。
「光の神に愛された乙女だな」
耳にやっと届くくらいのほんの小さな呟きを拾い、驚きに肩を跳ねさせながら振り返る。
門に繋がる歩行路に、今まさに考えていた人が立っていた。
***
振り返って俺を認めたフィアンナは、目を丸くした。次いで、吹っ切れたような、なにか覚悟を決めたような、そんな表情でふわりと微笑んだ。
「ジンガルド、あなたに話したいことがあるの。この後、少しだけ時間をもらえる?」
花たちの中心で光の粒子を纏って輝くその姿に目を細めつつ、鷹揚に頷く。
「もちろんだ」
こんなにしてもらって、私はジンガルドになにを返せるだろう……。
その時。
「光の神に愛された乙女だな」
耳にやっと届くくらいのほんの小さな呟きを拾い、驚きに肩を跳ねさせながら振り返る。
門に繋がる歩行路に、今まさに考えていた人が立っていた。
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振り返って俺を認めたフィアンナは、目を丸くした。次いで、吹っ切れたような、なにか覚悟を決めたような、そんな表情でふわりと微笑んだ。
「ジンガルド、あなたに話したいことがあるの。この後、少しだけ時間をもらえる?」
花たちの中心で光の粒子を纏って輝くその姿に目を細めつつ、鷹揚に頷く。
「もちろんだ」