姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
一段高いひな壇に上がり、会場内にサッと視線を巡らせる。列席者は事前に聞かされていた通り、大臣らを筆頭とするこの国の高官らが三十人。国内の有力貴族が五十人。他に関係各国の要人らが二十人といったところ。
……あ、あれ! サドニア神聖王国の外交大臣だわ!
各国の要人らを集めた一角に母国の外交大臣がいるのに気づく。騙し討ちのように別の王女を降嫁させておきながら、のこのこやって来れる、その面の皮の厚さに怒りを通り越して呆れ果てる。
表面上は平静を保ったまま、内心の悪感情を逃がすように小さく息を吐き出した。
ひな壇の中央にジンガルドと並んで立ち、彼が口火を切るのを待つ。
「此度のお披露目に際し、急な日程であったにもかかわらず、このように多く集まってくれたことに感謝する。さっそくではあるが、私の妃となる女性を紹介したい」
ジンガルドの口上に合わせ、一歩前に進み出る。
……あ、あれ! サドニア神聖王国の外交大臣だわ!
各国の要人らを集めた一角に母国の外交大臣がいるのに気づく。騙し討ちのように別の王女を降嫁させておきながら、のこのこやって来れる、その面の皮の厚さに怒りを通り越して呆れ果てる。
表面上は平静を保ったまま、内心の悪感情を逃がすように小さく息を吐き出した。
ひな壇の中央にジンガルドと並んで立ち、彼が口火を切るのを待つ。
「此度のお披露目に際し、急な日程であったにもかかわらず、このように多く集まってくれたことに感謝する。さっそくではあるが、私の妃となる女性を紹介したい」
ジンガルドの口上に合わせ、一歩前に進み出る。