姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
ここでカーテシーはしない。国家間の取り決めで嫁入りした私は、挙式前だが事実上の皇妃と同等の権限を持つからだ。膝を折って礼を尽くすのは、王や皇帝といった最高権力者が相手の場合のみ。
「半年後の挙式をもって正式に皇妃となる、サドニア神聖王国のフィアンナ王女だ」
「サドニア神聖王国第四王女フィアンナです。皆さま、どうぞよろしく」
ジンガルドに促され、簡潔に述べる。数多の目に怯むことなく凛と言い切ることに成功し、内心で安堵する。
堂々とした態度が余程意外だったのか、会場内にざわめきが広がるのを感じた。
ジンガルドが会場内を睥睨し、再び声をあげる。
「今後は彼女に私と同等の敬意が払われることを望む。私からは以上だ。引き続き、酒と料理、会話を楽しんでくれ」
ジンガルドの挨拶が終わり、ひな壇を下りながら気を引き締め直す。これから各テーブルを回り、声がけをしていくのだ。
私にとっては、ここからが本番だ。
「半年後の挙式をもって正式に皇妃となる、サドニア神聖王国のフィアンナ王女だ」
「サドニア神聖王国第四王女フィアンナです。皆さま、どうぞよろしく」
ジンガルドに促され、簡潔に述べる。数多の目に怯むことなく凛と言い切ることに成功し、内心で安堵する。
堂々とした態度が余程意外だったのか、会場内にざわめきが広がるのを感じた。
ジンガルドが会場内を睥睨し、再び声をあげる。
「今後は彼女に私と同等の敬意が払われることを望む。私からは以上だ。引き続き、酒と料理、会話を楽しんでくれ」
ジンガルドの挨拶が終わり、ひな壇を下りながら気を引き締め直す。これから各テーブルを回り、声がけをしていくのだ。
私にとっては、ここからが本番だ。