姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
「私の剣はこの国と我が妃のために捧げる。我が妃に最大限の敬意と生涯違わぬ誠心を誓おう。フィアンナ、あなたは皇帝たる私が膝を折る唯一だ」
時が止まったかのような錯覚。
それはほんの一瞬だったかもしれないし、数分だったかもしれない。
「皇帝陛下、万歳! フィアンナ皇妃殿下万歳!」
場内の沈黙を割り、ひとつの声が響く。耳にした直後は、すぐに理解が追いつかなかった。
しかし一拍の後には、そこかしこからあがる声が会場内を轟かせた。
ジンガルドだけじゃない、私を称える声が……。それも、皇妃と──!
認識した瞬間、戸惑いを凌駕する圧倒的な喜びが湧きあがる。
高揚に震える私の体を、立ち上がったジンガルドが危なげなく支えてくれた。その力強さに励まされ、私は会場内に向かってゆっくりと唇を開いた。
「タイラント帝国皇妃として生涯尽くしていく覚悟です。ジンガルド皇帝陛下とタイラント帝国の皆さんが、多くの祝福に包まれて過ごせますように」
時が止まったかのような錯覚。
それはほんの一瞬だったかもしれないし、数分だったかもしれない。
「皇帝陛下、万歳! フィアンナ皇妃殿下万歳!」
場内の沈黙を割り、ひとつの声が響く。耳にした直後は、すぐに理解が追いつかなかった。
しかし一拍の後には、そこかしこからあがる声が会場内を轟かせた。
ジンガルドだけじゃない、私を称える声が……。それも、皇妃と──!
認識した瞬間、戸惑いを凌駕する圧倒的な喜びが湧きあがる。
高揚に震える私の体を、立ち上がったジンガルドが危なげなく支えてくれた。その力強さに励まされ、私は会場内に向かってゆっくりと唇を開いた。
「タイラント帝国皇妃として生涯尽くしていく覚悟です。ジンガルド皇帝陛下とタイラント帝国の皆さんが、多くの祝福に包まれて過ごせますように」