姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
決意を込めて口にした刹那、私の全身から光の粒子がパァッと舞う。シャンパンの泡がシュワシュワと弾けるように、柔らかな光が会場内へと広がってゆく。
同時に、各テーブルに置かれたフラワーアレンジメントと壁のフラワースタンドから、花々が一斉に咲きこぼれる。大輪の花はもとの色彩を継いだままより艶やかに美しく咲き、花々を引き立てるグリーンもシュルシュルと葉や蔓を伸ばして楽しげに揺れる。
想定外の状況に、私の頭の中は真っ白だった。リンッリンッと鳴りやまない草花たちの祝福の声を聞きながら、光のベールを纏ったまま立ち尽くしていると。
「……光の乙女の祝福だ」
誰かがぽつりと呟く。
それを皮切りに、私への賛辞が方々から堰を切る。
「フィアンナ皇妃は光の乙女だ!」
「フィアンナ皇妃殿下万歳! 光の乙女万歳!」
あまりの熱気に足が竦む。のまれてしまいそうな恐怖を覚え、咄嗟に視線を向けた先。金色の瞳が包み込むように私を見つめていた。
同時に、各テーブルに置かれたフラワーアレンジメントと壁のフラワースタンドから、花々が一斉に咲きこぼれる。大輪の花はもとの色彩を継いだままより艶やかに美しく咲き、花々を引き立てるグリーンもシュルシュルと葉や蔓を伸ばして楽しげに揺れる。
想定外の状況に、私の頭の中は真っ白だった。リンッリンッと鳴りやまない草花たちの祝福の声を聞きながら、光のベールを纏ったまま立ち尽くしていると。
「……光の乙女の祝福だ」
誰かがぽつりと呟く。
それを皮切りに、私への賛辞が方々から堰を切る。
「フィアンナ皇妃は光の乙女だ!」
「フィアンナ皇妃殿下万歳! 光の乙女万歳!」
あまりの熱気に足が竦む。のまれてしまいそうな恐怖を覚え、咄嗟に視線を向けた先。金色の瞳が包み込むように私を見つめていた。