姉たちに虐められてきたけど「能無しのフリ」はもう終わり。捨てられ先では野獣皇帝の寵愛が待っていて!?
譲らない俺に、フィアンナはしぶしぶといった様子で腰を下ろした。ふたりきりの食事は、まだ少しぎこちなさはあるが和やかに進んだ。
聞きたいこと、伝えたいことは山ほどあった。食事の後も、お茶を飲みながら俺たちの会話は続いた。
「それにしても、まさかジンガルドがあの時の少年だったとは思いもしなかったわ」
「はははっ、当時はひょろひょろしていたからな。もっとも俺の変化は見た目より、内側の方が大きいんだ。甘え腐っていた俺は、君の言葉で覚醒したんだ」
「やだ。それはさすがに大げさじゃない?」
「大げさなものか。君の辛辣な台詞に、目が覚めるような思いだった。君の及ぼした影響は計り知れない」
……そう。フィアンナとの出会いがあって、今の俺がある。
「白状すると、君が俺の初恋なんだ。帝都の市場で再会して、君への想いを確信したよ。たった一日一緒に過ごしただけの身元も知らない少女に心を奪われて、ずっと再会を願っていたんだってね」
聞きたいこと、伝えたいことは山ほどあった。食事の後も、お茶を飲みながら俺たちの会話は続いた。
「それにしても、まさかジンガルドがあの時の少年だったとは思いもしなかったわ」
「はははっ、当時はひょろひょろしていたからな。もっとも俺の変化は見た目より、内側の方が大きいんだ。甘え腐っていた俺は、君の言葉で覚醒したんだ」
「やだ。それはさすがに大げさじゃない?」
「大げさなものか。君の辛辣な台詞に、目が覚めるような思いだった。君の及ぼした影響は計り知れない」
……そう。フィアンナとの出会いがあって、今の俺がある。
「白状すると、君が俺の初恋なんだ。帝都の市場で再会して、君への想いを確信したよ。たった一日一緒に過ごしただけの身元も知らない少女に心を奪われて、ずっと再会を願っていたんだってね」