うしろの正面だーあれ
その光景を見て、ニヤニヤ笑う少女達。
それに全く気付かない教師。
…もしかしたら気付いているのかもしれない。
気付いていて知らないフリをしているのかもしれない。
『ん?何だ?まだ お前はペアが作れてないのか?
しょうがないなぁ…
高井戸と平塚、入れてやれ。』
『は〜い♪』
2人の少女は元気よく答える。
しかし、咲子の顔からは みるみる血の気が引いていった。
杏奈と早織といったら、クラスでも有名な気の強い2人である。
朝子が休んでいる今、彼女達がクラスの…良く言えば番長、悪く言えば いじめっ子なのだ。
そんな2人と組むことになってしまった咲子の手は、恐怖で小さく震えた。