うしろの正面だーあれ
今、何時くらいだろう。
お父さんやお母さん、健太は、私のことを探しているだろうか。
警察なんて、大事になっていないだろうか。
…いや、いっそのこと警察でも何でも良い。
早く私を見つけてほしい…。
次の瞬間、眩い光が咲子を照らした。
『やっ…何っ…!?』
『居た!!
居たぞ、こっちだ!!』
『…へ?』
『咲子ちゃん、だね?』
咲子に尋ねるその人は、警察官の制服を着ていた。
助かったと思った。
心の底から安心した咲子は、精魂つき果てた声で『はい…。』と言った。