うしろの正面だーあれ



しかし、母親の質問は意外なものだった。



同時に咲子の動きは止まってしまうことになる。



『…咲子、あなた いじめられてるの?』



『…え?』



『日記…見ちゃって…。』



『日記!?見たの!?』



『ごめん…何の勉強してるのかと思って…』



『最低!!!
お母さんなんて知らない!!』



『前みたいには いかないわよ。』



『………………。』



咲子は飛び出そうとしたのだが、母に腕を掴まれて逃げられない。



『どうして いつも逃げるの。』



『………………。』



ばつが悪くて話せない。



咲子は待った。



ただ時が過ぎるのを――…



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