うしろの正面だーあれ
『咲子が話すまで、お母さん何もしないわよ。ご飯も作らない。』
え゙…
そんな手 使うなんて、お母さん卑怯だよ…。
私のせいでお父さんも健太もお腹すいたままなんて…。
だけど話せない…。
やっぱり、巧く誤魔化すしか…。
でも、なんて言ったらいいの?
日記を見られてる以上、事実と かけ離れたことは言えない。
なおかつ、大事にならないような言い訳…。
む…難しい…。
咲子は一生懸命 考えた。
学校のテストでも、こんなに頭をひねったことはない。
『黙ってないで、何とか言いなさい!』
不意に母親の怒鳴り声が聞こえた。
ただ黙ってる訳じゃないのに…
私だって、ちゃんと考えてるのに…
考える時間すら くれないの?
お母さんは何も分かってない…。