うしろの正面だーあれ
『ごめんね、これからは絶対言うから…そんな顔しないで…。』
そう言うと、ふくれっ面の隆史は、少しだけ目を細くして、『絶対だかんな。』と言った。
そんな隆史を見て、咲子の顔からは自然に笑みが こぼれた。
『…で、突き落とされたって、誰に?』
『クラスの、ほぼ全員…。』
『はぁ!?マジかよ…。
信じらんねぇ。最低だな。』
俯きながら、目だけ隆史の様子を伺うように見て、咲子は躊躇いがちに言った。
『裏山で…。』
その言葉を聞いた隆史の表情は みるみる凍りついていった。