うしろの正面だーあれ
『それで?
のこのこ ついて行った…と。』
『はい…すいません…。』
『ったく…。
で?クラスの大半が居た。』
『うん。いなかったのは隆史くんと入院してる3人と…楓ちゃんだけだった。』
『楓?』
『うん。』
『そっか…悪いことしたな…。』
『何が?』
首を傾げる咲子に、隆史は気まずそうに頭をポリポリと かきながら躊躇いがちに話し始めた。
『体育のとき、咲子が仲間外れにされたとき あっただろ?』
『えっ…何で…』
それは、隆史にも言っていなかったこと。
言葉にすると悲しくなるから言わなかったこと。
その、知らないはずの隆史から出た言葉に、咲子は驚きを隠せない。