うしろの正面だーあれ



『楓が教えてくれたんだよ…。』



『楓ちゃんが…?』



『そう。でも…』



『?』



『………………。』



『どうしたの?教えて?』



『俺のこと嫌いになる…絶対…。』



いつもの強気な隆史からは想像も出来ないほど、不安そうな顔をしていた。



そんな隆史が可愛くて、咲子は心臓が くすぐったくなった。



『嫌いになんか、ならないよ。』



咲子の優しい言葉に、隆史は上目使いで咲子を見上げ、おずおずと話し始めた。


『咲子がグループに入れてって言ったのに、楓は何も言えなかったって。だから…お前も あいつらと一緒だよって…。ひどいこと言った…。』



『隆史くん…。』



< 194 / 675 >

この作品をシェア

pagetop